マレーシア不動産購入・投資を行なう上で、現在のように歴史的な円高・RM安水準から、中長期的な円安・RM高へとトレンドが転換し始めているタイミングは、物件を格安な水準で購入しつつ、為替差益によるキャピタルゲインを最大限に享受することができるビッグチャンスと言えます。 1980年代前半には1RM=100円台だったRM・円は、ドル円と歩調を合わせるように円高・RM安が進み、ドル円が史上最安値を更新した2011年10月には、RM・円も一時24円台まで下落しました。しかし、ここ数年の世界経済を揺るがしてきた米国や欧州が落ち着きを取り戻し、世界的なリスク回避の動きが後退すると、日本の貿易赤字化なども手伝い、RM・円は反発。更に、長引くデフレからの脱却を図るべく、黒田総裁率いる新生日銀が大胆な金融緩和策を打ち出すなど、足元では多くの円安要因を背景に円安トレンドが定着しつつあり、2013年4月には約4年半ぶりに一時32円台を回復しています。 日銀の金融緩和策はこれから本格化していく段階である一方、米国は景気の持ち直しを受けて、FRB(米国連邦準備制度理事会)が現行の金融緩和策からの出口戦略を意識し始めるなど、世界経済の不透明感や金融政策の対外格差といった、これまでの円高の主因となった懸念材料が後退しています。 これ以上日本円を買う理由が失われている中、日本の財政破綻が現実味を帯びる、原発問題が再燃する、経常収支の赤字が定着する、等といった潜在的な円安要因が表面化すれば、一段と円安基調が加速していくことになるでしょう。 円安が進めば、購入物件の円建て価格は上昇し、為替差益によるキャピタルゲインが拡大することになります。

■100万リンギット(3,090万円相当)の物件を購入した場合
1円の円安・RM高で100万円、10円の円安・RM高では1000万円の為替差益が生じる計算となります。 更には、RMは中国人民元との連動性が高いことから、人民元の切り上げが実施されれば、急激なRM高・円安が生じる可能性もあります。 為替マーケットの面からも、トレンドが転換し始めている今が、マレーシア不動産を購入する絶好のタイミングといえるでしょう。


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